お疲れのノームさん
ノームさんが遊びに来られました。
ノーム 「佳彌、それなに?」
佳彌 「はい! 尾鰭です!」
ノーム 「あなた、力強く言って、誤魔化そうとしてるでしょ? どうして、尾鰭なのって聞いてるの」
佳彌 「ごめんなさい! でも、尾鰭は尾鰭です。しっぽじゃないです!」
ノーム 「あなたねー……」
ノーム 「ここは、いつもクラシック音楽が流れてるから、落ち着くよね」
佳彌 「他の音楽も聴くんですけど、落ち着きますよね」
ノーム 「夕方にさ、騒がしいの聴いちゃって。聴かないことはないんだけど、縦のリズムって聴こうと思って聴かないと、ただの騒音じゃない? それに酔ってる人も居たりして、そんなの見ていると、余計に退いてたわ」
佳彌 「大変だったんですね。どうぞ、ゆっくりしていってください」
ノームさんもポルネさんも、お二人ともとても繊細なんです。大変な日だってありますよね。
少しでも落ち着いてもらえたら、お役に立ててるな、って思えて嬉しくなります。